乳がん治療.com トップページ 乳がんについて || 原因 || 症状 || 検査 || 治療法 || 治療後 || 個人情報保護の方針
 がんについて 
  がんについて
  がんの代表的な治療法
  腫瘍
 乳がんについて 
  乳がんについて
  乳がんの原因
  乳がんの症状
  乳がんの検査
  乳がんの治療法
  乳がんの治療後
  メールでのお問い合わせ

 がんの代表的な治療法

 がんになったら手術をする。
 手術で取りきれなければ、抗がん剤をうつ。
 または放射線をつかう。


 これが、全国どこの病院でもひろく行なわれている、
 標準的な治療のながれです。


 ここで、気をつけていただきたいのは、
 すべての治療法には、主作用と 副作用がある ということです。

 主作用とは、もちろん
 「 がんが小さくなること、または完全になくなること 」 ですし、
 副作用とは、
 「 手術や、放射線治療にともなう合併症や後遺症、
   また、抗がん剤治療に代表的な免疫状態の低下など 」
です。


 ですので、主治医の先生から、しっかり説明をうけて、
 その治療方法が もたらしてくれる メリット( 主作用 )と、
 かならずついてくる デメリット( 副作用 )とを、
 天秤にかけながら、治療法を選択していくことになるわけです。

 それでは、全国どこでも標準的に行なわれている治療方法のメリットと
 デメリットについて、まずは外科手術、そして、抗がん剤治療、放射線治療の
 順に見ていくことにしましょう。


外科手術

 患者さんの がんの状態や 年齢、体力などにもよりますが、
 早期のがんであるほど頻繁に行われるのが、外科手術です。

 日本は外科手術においては、技術・設備共に、ほかの先進諸国と比べても、
 世界最高レベルであるといえるでしょう。

 もし、がんが一か所にとどまっており、そっくり取り出すことが可能なら、
 外科手術によって がんは完治するかもしれません。


 とはいえ、手術自体が、生体にとっては 衝撃的な組織破壊であることに
 かわりはありません。

 そして、組織破壊は、強烈な 免疫抑制をもたらしてしまいます。
 また、臓器を切り取ることにより、多かれ少なかれ、後遺症も残ります。

 また、リンパ節への転移をおそれて、がん周辺のリンパ節を ごっそりと
 取り去ってしまうことを 「 リンパ節廓清( かくせい )」 といいますが、
 リンパ節は、がんと闘うための免疫細胞である リンパ球が出てくるところ
 ですから、ここを取り去ってしまうと、当然つよい免疫抑制がおこります。

 実際、リンパ節廓清を徹底的にやっても、手術後の経過(5年生存率)には
 変化のない人が多く、むしろ、経過が悪くなると言う報告もたくさんあり、
 最近ではリンパ節廓清に慎重な医師もふえています。


 さらに注意しなければいけないのは、手術は うまく行けば効果が抜群の反面、
 常に命の危険がともなう治療法だということです。

 それは、合併症という、避けて通れない問題があるからです。

 手術をした結果、何らかの理由で病院から生きて帰れなくなる確率を
 「 在院死亡率 」といいますが、その数字は( それぞれの病院で若干異なる
 でしょうが )通常 数% はあります。

 これを、高いというか低いというかは、患者さんの印象次第なのですが、
 がんに かかったということ自体が、ある意味では非常事態とも考えられるので、
 医者の間では 『 この程度の数字はやむを得ない 』 と考えられているのが
 現状です。


抗がん剤治療

 抗がん剤治療も、現在たいへん広く行われている治療法の一つです。

 抗がん剤というのは、細胞の分裂や再生といった 「 新陳代謝 」 を阻害する
 薬剤のことをいいます。

 がんの種類によっては、抗がん剤が たいへん良く効くものがあります。
 例えば、悪性リンパ腫や 白血病 などは、抗がん剤のよく効くがんの一例で、
 はっきりと治癒( 完治 )の見通しがあるのなら、十分に意味のある治療法と
 いえるでしょう。


 逆に、治癒への見通しもなしに 抗がん剤を使いつづけることは、
 命をかけたガマン比べ
にしかなりません。

 それは、抗がん剤治療には常に、副作用がつきまとうからです。

 多くの方が「抗がん剤 = 副作用」というイメージを持っている通り、
 抗がん剤が患者さんの体におおきな負担を与えていることは明らかです。

 そもそも抗がん剤というのは、がん細胞だけを 悪いものとして攻撃している
 のではなく、新陳代謝という 生体の自然な活動のすべてを抑えこんで、
 その結果、がん細胞の活動を抑え込んでいるにすぎません。

 抗がん剤治療を受けると、正常細胞も必ずダメージを受け、その結果
 髪の毛が抜け落ちたり、嘔吐をくりかえしたり、また、白血球の減少という、
 つよい免疫抑制状態におちいります。

 そして、残念なことに、このような副作用により亡くなる方もいます。
 がんではなく、抗がん剤が、直接の原因で亡くなってしまうのです。


 抗がん剤 「イレッサ」 の、副作用死問題が起こったのは、記憶に新しいところ
 ではないでしょうか。

 「 がんだけを標的にして働くため、致命的な副作用が少ない 」 という、
 画期的な抗がん剤として 2002年7月に承認されたイレッサが、
 その副作用により、わずか半年の間に173名もの死者をだしてしまった
 問題です。

 今日までの統計では、イレッサによる副作用死の確率は、1%〜2% 弱 と
 なっています。 つまり、100人の方がイレッサを服用したとすると、そのうち
 最低1人、それか 2人が、がんのせいではなく イレッサの副作用によって、
 亡くなってしまうという確率です。

 しかし、ここで注意しなければいけないのは、
 「イレッサだけが特別、副作用死の確率が高い抗がん剤ではない 」
 ということです。

 どんな抗がん剤にも 一般的に、少なくみても、2% 程度 の副作用死が
 つきまとうといわれています。


 また、おなじ抗がん剤を、おなじ種類の、おなじステージの がん患者さんに
 使ったとしても、効き方は人によってまったく異なります。

 劇的に効果が現れる方もいれば、まったく効かない人もいます。

 がんの大きさが 半分以下になれば、その抗がん剤が「効いた」ということに
 なりますが、その確率 ( 奏効率といいます ) は、 どんなに高いものでも、
 30%程度といわれています。

 患者さんが 運良く 抗がん剤の 「 効く 」 方で、しかも抗がん剤の量が適量で
 あれば、副作用をほとんど出さずに がんを小さくすることも可能でしょう。

 しかし、抗がん剤の「適量」は、患者さんによって 10倍もの開きがあるとも
 いわれています。その適量の見極めは 医師の力量にかかっています。

 使い方ひとつ間違えるだけで、死につながる抗がん剤ですが、その使い方は
 医師によってバラバラなのが現状で、なんとか使い方を統一しようと、日本癌
 治療学会などが現在、ガイドラインを作成中の段階です。

 また、胃がんや食道がんなどの 固形がんに対して、抗がん剤は効果がないと
 いう研究もあり、議論を呼んでいます。


放射線治療

 放射線療法は、X線、ガンマ線、重粒子線、陽子線などの放射線をがんに
 照射し、がんの分裂能力をそぎ取ったり、アポトーシス( 細胞の崩壊 )させる
 方法です。

 これも技術が進歩して、早期の咽頭ガンや舌がん、子宮頸がんなどに有効と
 されています。

 放射線治療は手術と違い、臓器を切りとることはありませんから、手術よりは
 命の危険は少ないといえるでしょう。
 これで がんが治るなら、それに越したことはありません。


 ただ 放射線治療も魔法ではありませんので、放射線を照射することで、がん
 細胞だけでなく 正常な細胞まで損傷してしまう危険性が常につきまといます。

 白血球の減少だけでなく、吐き気や貧血、皮膚のむくみ、 胃腸粘膜の損傷と
 いった「放射線障害」 と呼ばれる副作用のほか、後遺症や合併症もあります。

 また、放射線によく反応するがんと、そうでない がん とがあり、 抗がん剤治療
 などと 組み合わせて治療しなければならない がんもあります。


 それと、これはあまり知られていませんが、放射線治療を行っている病院と
 いうのは意外と少なく、全国で700施設ほどしかありません。

 実は、放射線治療を専門にこなす 放射線治療医 というのは、全国にわずか
 500人程度しかいません。
 人口で言えば、およそ26万人に対して1人の計算ですから、そもそも専門医
 の絶対数が足りていないのです。

 将来、放射線治療が必要になる可能性があるのであれば、放射線治療の
 設備まで整っているかどうかは、患者さんが病院をえらぶ際の目安のひとつと
 考えられるでしょう。
Copyright (C) 2005 乳がん治療.com All Rights Reserved.
乳がん治療.com 〜がん治療に必要とされる専門情報と完治の為の最新情報を発信〜
E-mail:info@kaiteki-navi.com URL:http://www.kaiteki-navi.com/
当サイト内の内容(全文、あるいは一部)を、無断で引用・転載されることを固くお断りいたします。